子供の頃、絵具は何色セットを持っていましたか？ 32色セットを持っている友達は、なんだかプロみたいで、とても羨ましかったのを覚えています。でも、実際に自分が32色セットを持っていたとしても、必ずしもきれいな絵が描けるわけではありませんでしたよね。むしろ、先生はたった8色だけでも、驚くほど素敵な絵を描いていて、それがとても不思議でした。

AIサービスは、まさに「絵具セット」と同じ

さて、本題です。「AIはどのサービスを使えば良いでしょうか？」というご質問をよく耳にします。

私の意見として聞いていただきたいのですが、AIサービスは、まさにあの絵具セットと同じだと感じています。

例えば、絵具には「基本の12色セット」があって、それに加えて「森をきれいに描ける色のセット」「海をきれいに描ける色のセット」「人物をきれいに描ける色のセット」といった専門の色のセットがありますよね。AIサービスもこれと似ています。

特定の用途に特化した高性能なAIサービスは、まるで専門の絵具セットのようです。例えば、システム開発ならClaude、プレゼンテーション資料作成ならGemmaといったように、目的によって最適なAIを選択する必要がある、という考え方もあるでしょう。

しかし、そうすると、それぞれの専門AIを導入するたびに費用がかさみ、結果的に金額が高くなってしまいます。

だからこそ、まずは「基本の12色セット」である総合的なAIサービスを上手に使いこなすノウハウを蓄えることが、多くの企業にとって賢明な選択だと私は考えています。

あなたのビジネスの「基本色」はGoogle Workspace

では、その「基本の12色セット」に当たるAIサービスとは何でしょうか？

私たちが強くお勧めするのは、Google Workspaceです。

Google Workspaceは、単にメール（Gmail）が使えるだけでなく、文書作成（ドキュメント）、表計算（スプレッドシート）、プレゼンテーション（スライド）といったオフィスアプリ、大容量のストレージ（Google Drive）、社内サイト作成、動画作成、さらには画像作成まで、ビジネスに不可欠な機能が豊富に揃っています。

そして何より、これらの機能の中に、AIがシームレスに統合されている点が最大の強みです。日々の業務で使い慣れたツールの中でAIを活用できるため、特別な学習コストをかけずに、すぐにAIの恩恵を受けることができます。

まずはGoogle Workspaceという「基本色」を徹底的に使いこなし、その中でAIを「よくできる新入社員」のように育てていくことで、貴社の業務効率は飛躍的に向上し、新たな価値創造へと繋がるはずです。

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