はじめに:業務データ活用の新たな道

近年、AI技術は私たちの働き方を大きく変えつつあります。しかし、多くの企業が課題としているのが、日々蓄積される膨大な業務データを、いかにしてAIに活用させるかという点です。当社は業務システム開発を手掛けており、この課題を解決するため、**Model Context Protocol(MCP)**の検証を進めています。MCPは、AIが業務データの背景や文脈を正確に理解するためのプロトコルです。これにより、単なるデータの受け渡しを超えた、より高度なAI活用が可能になります。

検証事例:プリザンター×AIでサポート業務を効率化

現在、プリザンターに蓄積されたサポート内容のデータをAIで分析する検証を行っています。このデータには、お客様からの問い合わせ内容や担当者の回答などが詳細に記録されており、これまでは人間が手作業で分析する必要がありました。

しかし、MCPを通じてAIにデータを渡せば、AIが瞬時に傾向を分析し、よくある質問や解決に時間がかかる課題を自動で導き出します。これにより、サポート業務の効率化だけでなく、サービス品質の向上も期待できます。

業務システム連携をスムーズにする技術

プリザンターには標準でWebAPIが備わっているため、MCPとの連携はスムーズです。MCPに持たせる機能は、当社の得意なプログラミングで実装します。

また、お客様の重要なデータを扱う上で、セキュリティは最優先事項です。そこで、Shaperlightというツールを活用しています。Shaperlightを使えば、複雑な設定をすることなく、安全なWebAPIを簡単に実装でき、データの漏洩リスクを最小限に抑えられます。

今後の展望:AI活用ソリューションの提供へ

今回の検証はまだ始まりにすぎませんが、すでに大きな手応えを感じています。今後は、サポート業務以外にも、営業データ分析、人事評価、プロジェクト管理など、様々な業務システムへの応用を視野に入れ、社内での検証をさらに加速させていく予定です。データの力を最大限に引き出し、お客様のビジネスを次のステージへと導く、そんな未来を目指してまいります。


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